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2023年 8月 3日 科目別過去問の進め方〜数学編〜
調布校ブログをご覧の皆さんこんにちは!
担任助手一年の伊藤晃です。
今回は
科目別過去問の進め方〜数学編〜
ということで、第一志望校の過去問を20年分解いた私が
解説していきたいと思います。
よろしければ最後までご覧ください。
過去問を早くからやる意味
私が思うに、志望校の過去問をやる一番の意味というのは
出題傾向を分析できるということです。
数学において、出題傾向として確認した方がいいこととして、主に
- 制限時間と大問数はどうか
- 誘導がどれほど丁寧かどうか
- 問題の難易度はどれくらいか
- 合格最低点はどれくらいか
- 頻出分野があるかどうか
- 計算量はどれほどか
などがあります。
数学の問題は志望校によってかなり癖があります。
どういった問題があるか早めに知っておくことで、
志望校対策を効率的に進めることができます。
また、志望校以外の過去問を解く
というのも結構おすすめです。
第一志望校よりも1つ2つレベルが低い大学の入試問題は
かなり良い演習材料となります。
特に国公立大学の入試問題は小問が多いことが多く、
作り込まれているのでおすすめです。
記述力をつける練習にもなるのでぜひやってみてください。
他にも過去問をやる意味というのはたくさんあります。
詳しくは川平担任助手がまとめてくれているので,
よろしければそちらを参照してみてください。
過去問を解く時のポイント
解く時のポイントは主に二つあります。
その1 時間を測って解く
過去問を解くときは、必ず時間を測って解きましょう。
このとき、腕時計や音の鳴らないタイマーがあると良いです。
また、練習のために
制限時間は解く年の入試本番と同じ
にしましょう。
年度ごとに解くときは、制限時間通りに
大問ごとに解くときは、制限時間を大問数で割った時間
で解きましょう。
時間を測って解くことで、入試での時間配分
について考えることができます。
また、一問解くのにどれくらいかかるかを知ることができます。
時間を測らずに解いていると、ダラダラ解いてしまい、
知らぬ間に制限時間を大幅にオーバーしていること
がよくあります。
緊張感をもつためにも時間を測って解きましょう!
その2 納得のいくまで解く
先ほど制限時間を設けて解きましょうとは言いましたが、
もう少し解きたい場合や、まだ手をつけていない大問があるときは、
自分が納得いくまで延長戦をしましょう!
ここで、時間内に解けた問題には印をつけておいて、
時間内に解けた問題と延長した問題は区別
しておくようにしておきましょう。
答えをすぐに見ずに自分で考え抜くことで、思考力は身につきます。
初めは時間通りに解けることは稀です。
その問題が解けなかったのは、時間がなかったからなのか
実力が足りてなかったからなのかをはっきりさせるためにも、
自分が納得いくまで解いてください!
復習する時のポイント
復習のポイントは三つあります。
その1 復習はなるべく早くする
解いてから時間が経ってしまうと、問題を忘れてしまったり、
自分で書いた答案を理解できなくなってしまったりして、
余計復習に時間がかかります。
過去問演習講座を取っている人は
答案が返ってきたらすぐに、
取っていない人は
問題を解いた後すぐに
復習を開始しましょう!
その2 考え方をしっかりと吸収する
わからない問題があったとき、
何も考えずにただただ答えを丸写ししたり、
解法を丸暗記したりしていると、
いつまで経っても数学はできるようにならないです。
過去問を解く目的は、
全く同じ問題をもう一回解けようになることではなく、
問題に対するアプローチを学ぶことです。
過去問と似たような問題や、その問題で得た考え方を用いて
解くことができる問題に出会ったときに解けるようになるために、
しっかりと解答のポイントを理解すること
を意識してください!
その3 曖昧に理解している箇所をなくす
数学において、曖昧に理解しているという状態は、
自分にとって不利益でしかないです。
合っていた問題でも、解説をしっかり熟読して、
本当にきちんと理解できているかどうか確認しましょう!
解説に一行でも引っかかる文章が
あったときは、じっくり考える、
教科書や参考書などで調べる、
他の人に聞くなどして、
必ずモヤモヤを解消するように
してください。
意外と基礎的なところを曖昧に理解してしまっているということ
はよくあります。このことを徹底して、
数学における穴をなくしていきましょう。
最後に
はっきり言いますが、ほとんどの人にとって
志望校の過去問は難しく、
すぐに解けるようなものではありません。
ですが、
難しいからこそ、
一問から学べることが多いです。
しっかりと一問一問と丁寧に向き合って、
確かな実力をつけていきましょう。
みなさんが過去問と
真剣に向き合ってくれることを
切に願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。