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2024年 8月 17日 夏休みブログリレー第6走〜信じるな、疑え〜
調布校ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
夏休みブログリレー第6走走者の菅原諒です!
今回は、タイトルにもある通り、受験勉強において疑いの姿勢を持ち続けることの重要性について語らせていただきます。
ぜひ最後までご覧ください!
「信じるな、疑え」
このセリフは、僕の愛してやまない「物語シリーズ」に登場する貝木泥舟(かいきでいしゅう)と言う人物のセリフです。
彼は「嘘しかつけない」呪いにかかっているため、「あまり簡単に他人を信用するな」と言う意味でこのセリフを発しました。
しかし、僕は受験生活において、常にこの言葉を胸に勉強していました。
疑う姿勢の重要性
勉強において、疑うことは信じること以上に大切です。
そもそも、学問とは疑いの姿勢によって進歩を遂げてきました。
「当たり前とされていることが実は間違っているのではないか」、その視点により既存の考えに修正が加わったり、あるいは全く別のものになったりと言うことを繰り返してきたのです。
勉強する者として、受験生に同じ姿勢が要求されるのは至極真っ当なことと言うわけです。
ここからは、受験勉強において特に疑いの姿勢が重要となる具体的な場面を2つほど紹介します。
①解答・解説を疑え
解答解説は絶対でありません。
ここでは、「解答解説が間違っているかもしれないぞ!」と言うことを言いたいのではありません。
僕が言いたいのは、「解答解説は完全ではない」と言うことです。
ほとんどの参考書では、1つの問題につき1つの解法を載せています。別解を載せるにしても高々2解法といったところでしょう。
そこで、解答解説を読むときに、「本当にこの解法が最善なのだろうか?」と疑って欲しいのです。
あくまで僕の主観ですが、解答解説よりも優秀な解法、すなわちより本質的な解法や、より速く解ける解法が存在するなんてことはざらにあります。
解答解説の内容を自身に取り込むのみにとどまる受験生と、解答解説にとらわれずに逐一疑いの目を向け四股を巡らせる受験生、どちらがより高い勝率を誇るかなど言うまでもないでしょう。
②自分自身を疑え
よく「自分を信じろ!」などと言いますが、これはあくまで本番のための言葉にすぎません。
本番に至るまでの過程においては、自分を信じるのはほどほどにしてください。
「ほどほど」と言うと些か抽象的なので、より具体的に言えば「モチベーションを保てる程度に自信を持ちながらも常に自分を疑え」と言うことです。
自信が全くない状態ではモチベーションを保つことはほぼ不可能です。なぜならそんな状態で努力をしても苦しいだけだからです。楽しくありません(ウルトラセブンの言葉を借りるなら「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」といったところでしょうか)。
しかし、その一方で常に自分の学力レベルに懐疑的でなくてはいけません。
前提として、大学入試の範囲において「穴をなくす」など120%不可能です。
当然です、先人たちが積み重ねてきた叡智の集合体なのですから。
それを踏まえ、苦手な分野はもちろん、得意分野においても、
常に「どこかに自分の弱点があるはずだ」と言う気持ちでいる必要があります。
試験本番で、「得意分野のはずなのに全然できなかった」と言うのはありがちな事件なのです。
ここで「事故」ではなく「事件」としたのは、これが偶発的なことではなく、疑う姿勢の欠如から生まれた必然的なことだからです。
本番でこんな思いをしないためにも、常に自分自身を疑い、あふれんばかりの「穴」をできる限り減らす勉強をしていくことが大切です。
最後に
以上、長々と疑いの姿勢の重要性について語らせていただきました。
これを機に、皆さんが少しでも疑いの姿勢を保つよう心がけてくれたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は矢箆原担任助手による「継続は力なり」です。
お楽しみに!!