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2024年 9月 27日 【東大志望者必見】進学選択制度「進振り」について
東進ハイスクール調布校ブログをご覧のみなさまこんにちは！
担任助手2年の藤原万菜です。
現在、東京大学理科二類に属しています。
今日は東京大学特有の制度である進学選択に関してブログを書きます。
東京大学合格を目指す方、東京大学に少しでも興味がある方は必見です！
ぜひ最後までご覧ください！
※ここからは東京大学を東大と略して表記します
※以下の内容は2025年度進学選択の情報をもとに執筆しておりますので
来年度以降変更がある可能性もあります、ご了承ください
「進学選択」の趣旨
東京大学教養学部前期過程の履修の手引きには
以下のように進学選択の趣旨が書かれています。
以下抜粋
東京大学では、初年次ゼミナールを核とする初年次教育の
いっそうの充実化に取り組み、外国語科目、展開科目などにおいても、
さまざまな習熟度別の授業を積極的に開設するなど、
前期過程学生が能動的かつ主体的に学べる環境を整えています。
そのような学修環境においては、進学先の決定にあたって、
前期課程の学生も、後期課程の学部・学科等も、
一定の能動性と主体性をもって
互いに相手を「選択する」という方式が適合的であると考えられます。
「進学選択」では、学生一人ひとりの能力や適性を
きめ細かく評価するようにしています。
学生のみなさんも、前期過程での学修の成果を踏まえつつ、
成績評価の高低のみに拘泥するのではなく、
みずからが真に関心のある学問分野は何かを真剣に考え、
それにもとづいて後期課程の学部・学科等を志望してください。
進学選択とは
東大では入学した学生は教養学部の6科類のいずれかに所属して
前期課程教育を受けます。(推薦入学者・留学生を除く)
2年生のSセメスター(夏学期)終了時点で、
学生の志望とそれまでの学生の学修成績等によって、
学部・学科等の進学単位毎に定められた人数になるよう
学生の進学先を内定させる手続きを「進学選択」と呼んでいます。
各科類から進学できる学部
進学選択は、特定の科類からの進学枠を指定した「指定科類」枠と、
科類を指定しない「全科類」枠の二つの枠によって行われます。
結論から述べると、「全科類」枠を使えばどの科類からも一部の学科を除く
ほぼ全ての学部・学科を志望することができます。
ただ、各科類から主として進学できる学部はかなり気になると思いますので
ご紹介します。
文科一類 法学部
文科二類 経済学部
文科三類 文学部、教育学部
理科一類 工学部、理学部、農学部、薬学部、医学部健康総合科学科
理科二類 農学部、工学部、薬学部、理学部、医学部健康総合科学科
理科三類 医学部医学科
このようになっております。
教養学部にはどの科類からも進学することができます。
(教養学部内定の難易度はかなり高い年が多いです)
2025年度進学選択の進学定数等は以下のページに公開されています。
進学定数(定員)などの詳しい数字が気になる方はぜひご覧ください。
進学選択までの流れとその後
8月中旬に2年生のSセメスターの成績が発表されます。
その時点で進学選択が可能となる条件※を満たしている学生は
進学選択に参加することができます。
進学選択は三段階に分かれており、
各段階で内定した学生は次の段階には参加できません。
各段階の志望登録をする前に進学定数(定員)が発表されます。
第一段階では第一志望のみを単願で志望することができます。
ここで受入予定数の7割が確定します。
第二段階では志望する全ての進学単位を複願で志望することができます。
第三段階は第二段階終了時に進学定数を満たさなかった
進学単位のみで行われます。
無事に内定すると、各学部・学科のガイダンスを受け、
2年生のAセメスター(秋学期)からは内定した学部学科の
授業を受けることになります。
前期課程修了要件をまだ満たしていない場合はこれと同時に
駒場キャンパスで不足している分の単位をとる必要があります。
※進学選択に必要な各科目の単位数が科類ごとに定められています
また、進学選択に参加して内定をもらったとしても前期課程修了要件を満たしていなければ
留年することになります
最後に
進学選択制度は、1年半教養科目を学びながら
自分が本当に学びたいことを真剣に考える時間が
与えられるという点で非常に魅力的だと思っております。
東京大学を本気で志望している方も、
今回のブログを読んで東大に興味を持って下さった方も、
全力を尽くして大学受験に臨んでくだされば幸いです。
東大の魅力を知りたい方はこちらのブログも併せてご覧ください！
このブログを読んで勉強に対するモチベーションが上がったなら、
是非11月4日に行われる「全国統一高校生テスト」
で今の実力を試してみるのはいかがでしょうか？
10月も東進ハイスクール調布校のブログを引き続きご覧ください！
最後までご覧いただきありがとうございました。
